コシロコブゾウとは何か

24. ix. 2004


ゾウムシ界のコブヤハズ

 ”普通種”で”顕著”で,調べると面白そうなのに,長いこと中途半端な困った状態になっている種があります.和名では通称コシロコブゾウです.学名は確定できていません.
 ”顕著”としたのは,大型であることと,近似種との区別も容易であることからです.
 困った状態というのは,たとえば,ちゃんとした採集報告が公表できない,地域リストに掲載できない,とかいう事です.スター性(?)十分なだけに,学名がないという理由だけで調査が進まないのが惜しまれます.レッドデータブック掲載とかいう形の,絶滅を危惧する対象ではないと思いますが,美麗な地域個体群などは天然記念物級ではないかと思います.

 モノ自体は,すでによく知られていて,地域によってはド普通種です.現行の主力甲虫図鑑のヒメシロコブのところに「本州にはよく似た別種がいる.」と載っているアレです.図示されていない近似種の存在が知識として頭の片隅にあれば,容易に気づくことができます.しかし,そうでない場合はヒメシロコブと同定される事が多いと思われます.
 ヒメシロコブと比べると,コシロコブはちょっと大型でおとなしい体形で色も少し濃い虫です.また,両者は口吻先端の広がり方も違うので,鱗片が脱落しまくった個体でも簡単に区別できます.この Dermatoxenus 属には日本にあと一種,ウスヒョウタンゾウムシというのがいて,全部で三種,どれもそれぞれの地域では普通に見られます.



ヒメシロコブゾウ(左),コシロコブゾウ(中)およびウスヒョウタンゾウ(右)

 三種とも体高があって立体的ないい形をしています.ヒメシロコブとコシロコブには翅鞘にコブがあり,その数や配置が違います.ウスヒョウタンにはコブはありません.どれもなで肩,つまり飛ばない虫なので,分布や地域変異が面白そうです.というわけで,ゾウムシ界のコブヤハズなのです.雰囲気や色目も似てますし.



各地のコシロコブゾウ(♂),大山,但馬,北丹波,岐阜,鳥海山,白神


交尾器拝見

 とりあえず交尾器をみてみると,三種はかなり違っていて,わかりやすい部分でいうと,メディアンローブの先端の形がヒメシロコブでは凸形,コシロコブでは細い台形,ウスヒョウタンでは尖った△形です.
 しかし,コシロコブで目立つのは長大なフラゲルムです.これは他の二種には見られません.
 多くのゾウムシの雄交尾器は,内袋が反転して種ごとに独特の形を形成します.内側に引き込まれた形の長い骨片は交尾時には突き出すものです.実際に機能しているところを見てみると,フラゲルムが出ています.ヒメシロコブも骨片を装った太い内交尾器を形成します.ここで図示したウスヒョウタンの交尾器は十分反転していない状態かもしれません.





コシロコブゾウ(上),ヒメシロコブゾウ(左)およびウスヒョウタンゾウ(右)の♂交尾器

 で,というか,ところが,と言うべきか,コシロコブの各地の個体の♂交尾器を見てみると,どういうわけか全然差が見られません.フラゲルムの長さとかが変わってそうなものなのに… 多数個体を計測したら多少は差があるのかもしれないし,パラメアの先端の幅とかも計れないわけではありませんが…



コシロコブゾウの♂交尾器,但馬,北丹波,岐阜,鳥海山,白神


「こしろこぶぞうむし」

 この種は,学界的に,あるいは文献上,これまで全く未知だったかというと,まったく,全然,そうではありません.中根猛彦監修,近畿甲虫同好会編(日本甲虫学会編),の『原色日本昆虫図鑑(上)・甲虫編』(1955)に;

こしろこぶぞうむし Dermatoxenus caesicollis Gyllenhal

として掲載されています.ヒメシロコブ,コシロコブ,ウスヒョウタン,三種ともそれぞれ採集データつきの標本が図示され,区別点も明記されています.図鑑のこの部分の解説は伊賀正汎氏の担当です.著者(というか図版編纂者)はこの大型の普通種三種を当然の事として区別,認識されていたのでしょう.図示されているコシロコブは伯耆大山産です.筆者(沢田)の経験では伯耆大山は本種の多産地の一つです.この「こしろこぶぞうむし」が,ここで問題にしているコシロコブであることは確実です.
 初版(1955)から増補改訂版第42刷(1989)までこの三種の部分を比べると,最初の増補改訂の際に説明文の表現に少し手が入っている所もありますが,図や和名,学名は34年間,変更されていません.[詳細]

 注目すべきは「こしろこぶぞうむし」の分布に台湾が入っている点です.この図鑑が執筆される段階で基本となる参照文献はKono(1930)の日本産のクチブトゾウのモノグラフだと考えられます.河野モノグラフでは同属の三種が掲載されていて;

となっています.25のウスヒョウタンと27のヒメシロコブは全形図が図示されていますが,26のコシロコブは図示されていません.検索表に示されている26のコシロコブと27のヒメシロコブの区別点は口吻前端付近の隆起と翅鞘のコブの強弱です.そして,26のコシロコブ分布については,原産地Javaのほかに台湾が示されています.Kono(1930)は説明文中,Harold(1877)がこの種名で本州から報告しているが,自分は見出していないと述べています.この文献に従えば,既に図版にある伯耆大山産の種を26のコシロコブと同定することに躊躇は要らなかったでしょう.


「図鑑コシロコブ」と「河野コシロコブ」

 一方,ヒメシロコブやコシロコブの同定の混乱に関しては,森本(1962)と,森本(1999)により結論は示されています.結論といっても前者は名前ベースのチェックリスト,後者は実体ベースの解説ですので区別して理解する必要があります.保育社の甲虫図鑑第IV巻(森本, 1984)の説明文も含め,40年ちかい間隔がありますが,その取り扱いは一貫しています.

 まず,チェックリスト(森本, 1962)では名前ベースで;

となっています.nodosuscaesicollis が同物異名で,ヒメシロコブの学名としてはD. caesicollisを使うべきであり,正体不明の2種を加えて日本産は4種あることになっている,としておられるわけです.この頁でいうコシロコブは正体不明のどちらかと同定すべきかもしれないわけです.[詳細]

 次に,実体ベースの解説(森本, 1999)は,インセクタリウム表紙写真のヒメシロコブの説明文中で近似種の存在にふれたもので,台湾産を含めて;

と区別されています(ここでの呼称は沢田が整理してリスト化).
 まず,台湾産の「河野コシロコブ」と日本産の「図鑑コシロコブ」が区別されています.そして河野コシロコブについてはヒメシロコブの個体変異を区別しすぎた結果であり同物異名であると結論づけてあります.いっぽう図鑑コシロコブは(学名はともかく)地域変異があり興味深い種である事が強調されています.単一種とは限らず,複数種ある可能性も示唆されています.この事もまた学名を決定しにくい要因なのでしょう.
 この解説には,caesicollis の原産地の問題にも言及してあり,"Java"は"Japonia"の間違いであることが示されています.

 なお,甲虫図鑑第IV巻(森本, 1984)ではヒメシロコブが図示され,その説明文中に「本州にはよく似た別種がいる.」としておられます.あきらかにコシロコブの事で,安易にヒメシロコブと同定すると誤同定の危険性がありますよ,と注意を促してあるわけです.


暫定表記の方法

 このような事から,この頁でいうコシロコブ(=原色日本昆虫図鑑のコシロコブ,図鑑コシロコブ),つまり東北〜中央高地,北陸,但馬,伯耆大山に分布するこの種のことを指すには,文献引用上;

図鑑コシロコブ
あるいは
コシロコブゾウムシ Dermatoxenus caesicollis : Iga, 1955
あるいは
コシロコブゾウムシ D. caesicollis (Gyllehal) sensu Iga, 1955


とするのが適切と考えられます.
 なお二つめの書き方,つまりコロンを使って”後世の使用者”を区別する書き方は,以前の命名規約では表記方法の例として示されていたやり方です.現行の規約では例示されておらず(51.2.1),”他の区別しやすい方法”に相当するようです.

 もちろんこれは暫定的な書き方です.本当のD. caesicollisはヒメシロコブですから,コシロコブも将来的にはきちんとした学名で呼ばれるべきです.上記の Motschulsky(1866)記載の種と同定すべきかもしれません.新種かもしれないし,意外と初記録なのかもしれません.いずれにせよ,その暁には図鑑コシロコブはシノニミックリストに載っているはずです.そうすることで「コシロコブ」の名前で記録された(ヒメシロコブと区別してなされた)分布情報や生態の観察記録は活きるのです.現状では区別はできているが学名が確定できない,それだけの事です.
 学名がないというだけの理由で調べるのを控えるべきか? といえば,否でしょう.ただ,たとえば卒論のテーマにするかという事だったら避けたほうが良いです.わざわざ発表しにくいネタを選ぶことはありません.しかし,採ったり調べたり,集めて楽しんだりする上で学名の有無はさほど障害にならないと思います.学名が確定していないことを承知したうえで,それなりに調べようではありませんか? 学名がどの実体について行くか,各地のものを調べてみないと予想がつかない.この状況も(かつての)コブヤハズと同じではないかと思います.

 上に述べたようにコシロコブは1955年の昆虫図鑑に載っています.しかし1962年の北隆館の図鑑では載っておらず,1984年の甲虫図鑑第IV巻では説明文中で要注意と言及されているわけです.この間の数十年,ある人はコシロコブと同定し,別の人はヒメシロコブと同定してきました.結果的に,地域リストに見られるヒメシロコブの記録は,そのまま受け入れにくい状態になっています.この状況は第IV巻以降,現在でもあまり変わらないと思われます.


コシロコブの裏事情

 実体が分かっている種で,コシロコブに近そうなものとして,四川省金佛山から記載されたDermatoxenus sexnodosus Voss, 1932(仮称:ムツコブ)というのがあります.
 ドレスデンの博物館にある"Penecke det."とラベルされた雌雄の標本が,おそらくシンタイプ(のうち)の二つだと思うのですが,コシロコブとよく似ています.外見的には前胸の中央,側方の膨れ方が違うようです.翅鞘のコブコブはヒメシロコブとコシロコブの中間のような感じです.  他の中国産標本でムツコブらしいものを見ると,口吻の長さ,先端,前胸背の表面構造,小盾板の隠れ方などに違いが見られます.また中国にはムツコブに似た種が数種いるようです.



ムツコブ(♂)

 科学博物館の河野標本の中に"Catapionus dorsalis Kono Type"とラベルされた1927年(北アルプス?)赤倉産の標本があり,これがコシロコブです.Catapionus としても Dermatoxenus としても記載公表された形跡はなく,dorsalisはいわゆる”原稿名”です.
 属名がCatapionus となっている事から,1930年出版のモノグラフを執筆する以前に付けられたラベルだと思われます.一個体だけなので掲載を見送られたのでしょう.1930年時点で台湾の河野コシロコブとは別種と考えておられた事になります.



科博のドルサリス

 韓国南部と済州島からも Dermatoxenus caesicollis の記録があります.韓国の図鑑(Hong et al., 2000)に Dermatoxenus caesicollis が掲載されていますが,図示されている標本はヒメシロコブではありません.かなりコシロコブっぽく思えます.
 M先生によると,半島からの記録の証拠標本を検するよう要請し実際に見に行ったが見ることができなかったそうです.ただ,その後採れている個体はヒメシロコブでもコシロコブでもない,全くの別種だとの事でした.


生態,分布,変異

 コシロコブは梅雨時にシシウド(セリ科)でよく採集できます.シシウドの群落を見つけ,葉の裏側を覗き込んだりして一匹みつければタコ採りです.シシウドの葉は特徴のある大きなものですし,食痕も派手についていますので発見は容易です.薄暗いときには同時多発的に表にも出てきます.配偶のためにちょっと危険を冒してる感じです.明るいときは葉裏を覗き込んで探すのが効率的だと思います.
 ウスヒョウタンもシシウドで採れますが,タラでも採れます.また,ヒメシロコブもシシウドで採れるのですが,ウドやコシアブラなどウコギ科にも居ます.筆者はシシウドで探すのが主戦法のため,三種ともシシウドのように思っていますが,ヒメシロコブはウコギ科だとの印象をもっておられる方もあります.

 採集していると,ヒメシロコブは異様に白っぽい体に背面の黒紋があるため,遠目には「鳥の糞」に見えます.ウスヒョウタンは特徴的な触角によって「蝸牛」に見えます.コシロコブに特定のモデルがあるのかどうか分かりませんが,葉上では「濡れ落ちた卯の花」か,葉裏では「折れた茎」のように見えます.そこまで決め付けるのもなんなんですが.

 摂食は葉の縁にまたがる体勢でなされ,食痕は葉縁から食い込んだ形になります.産卵は葉縁を折り曲げて挟み込み粘着させる方法で行われます.ウスヒョウタンは葉縁をV字形に挟み込むような折り方をし,他の二種は葉縁に沿って折り重ねるようです.狭い容器中でも折り曲げる程度の空間があれば産卵します.三種ともシシウドで良いようですが,タラやウドなどと比べてどちらを好むかは分かりません.





シシウドにいるヒメシロコブ(上左),コシロコブ(上右),ウスヒョウタン(下左)およびハナウドゾウ(下右),

 例外もあるのですが,三種の分布はわりと整然としています.コシロコブが伯耆大山以東,東北までの多雪地,ウスヒョウタンは九州南半,四国,紀伊半島および中央高地の一部(ほぼ西南日本外帯),ヒメシロコブは(日本本土では)本州,四国,九州に広く居て,寒冷地を前二種に譲る,という感じです.

分布(中〜西南日本)

 コシロコブは西限が伯耆大山,南限が鈴鹿山脈の鈴ヶ岳(滋賀県多賀町権現谷林道)です.京都府から兵庫県にかけて分布が不連続になっており,由良川と円山川にはさまれた丹後山地が空白になっています.最も北の標本は青森県蟹田町のもの(九州大学所蔵)があります.
 ウスヒョウタンも九州のデータが足りませんが,阿蘇などで採れますが北のほうには居ないようです.四国,紀伊半島,中央高地と,飛び飛びにいるようです.こまかくみると中央構造線より南という感じですが中央アルプスに沿って北へはみ出しています.最も北の採集例は岐阜県上宝村鼠餅のウドにいたものです.糸魚川静岡構造線の東にもはみだしていて,もっとも東では長野県北相木村で採集しました.
 ヒメシロコブは,南はインドや台湾にもいる種類なわけですが,日本では低地では各地でみられ(ここでは九州のデータがありませんけど),津軽半島の先端でも採集できました.北海道にも居そうな勢いですが,どうなんでしょう?
 このデータ[別表]は2004年のシーズン(梅雨)までの分です.自分で標本を実検したものに限っていますので,かなり抜けがあると思いますが,ご容赦ください.

偏ったデータで申し訳ありません.>「ウチの近所にもいるぞ!」とお怒りの皆様

 情報の提供歓迎,標本提供さらに大歓迎ですので,何卒よろしくお願い申し上げます.

分布(中〜東北日本)

 二種が同時に採れる場所は多くなく,そのような場所では誤ってマウントしているペアが見つかります.しかし明らかな雑種個体は見つかっていません.交尾前隔離機構が発達していないため,分布境界の遭遇地では潰し合いになるのではないかと想像されます.

 岐阜県は狭い地域に三種が割拠しており,八幡町野々倉(+),付知町下浦(*),加子母村二渡,金山町弓掛川でヒメシロコブが,八幡町有穂神谷,明宝村寒水,久瀬村小坂,坂内村諸家(*)でコシロゴブが, 馬瀬村名丸,明宝村小川でウスヒョウタンが採れました.これらの地点では一種だけが捕れました.+印のところはウド,*印のところはシシウドとウド,それ以外はシシウドです.

 岐阜県八幡町洲河本覚寺ではヒノキ林内のシシウドにコシロコブとヒメシロコブが共存していました.この二種が共存していた事例はほかに(西から);鳥取県伯耆大山洞明院でコシロコブ1匹とヒメシロコブ3匹を採集;同じく伯耆大山別れ地蔵でコシロコブ4匹とヒメシロコブ19匹を採集;鳥取県三朝町中小屋でコシロコブとヒメシロコブが半々(4:4);兵庫県村岡町大野峠でコシロコブ多数とヒメシロコブ1匹を採集;兵庫県八鹿町名草神社でヒメシロコブ♀にコシロコブ♂がマウントしているのを観察;福井県美浜町松屋でコシロコブ17匹とヒメシロコブ2匹が採れ,ヒメシロコブ♀にコシロコブ♂がマウントしているのを観察;があります.

 ヒメシロコブとウスヒョウタンの組み合わせでは;愛媛県面河渓若山ではヒメシロコブ1匹とウスヒョウタン1匹;これが唯一の採集例です.



ヒメシロコブ♀にマウントしているコシロコブ♂(八鹿町名草神社)

 ヒメシロコブの色彩は安定しており,「鳥の糞の色」から逸脱しない範囲に保たれています.しかしごく稀に緑色を帯びた個体も存在するようです.

 コシロコブは,伯耆大山や近畿北部にいるものも色彩の個体変異が見られるのですが,岩手県笹森山麓の旧国道沿いで採集したものは特に変異幅が大きいようでした.いっぽう,鳥海山の山頂付近には緑のコシロコブがいます.みんな緑です.これは,変異が固定した場所と考えることもできます.

 あと,気になるのが隣の属(?)のハナウドゾウ Catapionus viridimetallics Motschulsky, 1866 です.ヒメシロコブ属は北海道には居ませんが,代わりに北海道のセリ科にはハナウドゾウが多産します.北海道のハナウドゾウは色彩変異が激しく,赤紫っぽいものから灰色,黄土色,薄緑のものなど非常にカラフルです.標本にすると脂が出て黒っぽくなるのが残念ですけど.ハナウドゾウは東北北部にも分布しており,青森県岩木山の山頂付近には緑メタリックでやや小型のものがいます.記載分類的には,この緑メタリックのものが原型にあたります.採れ方とい,変異の出方といい,コシロコブと似た状況です.場所を違えてコシロコブの代わりにハナウドゾウがいる,という感じなのです.


謝辞

 これら3種の分布の調査に関しては,多くの方々から標本の提供を賜りました(「良い地名」の標本を採って送ってくださったりとか).また採集データとともに寄主植物の傾向をレポートしてくださった方もあります.公共施設の所蔵標本も見せていただきました.また,常に親切に指導いただいている某大先生には,ポスター発表の際に朝鮮半島産の種に関するご教示をいただきました(メモが貼ってあって大ウケ).
 本来ならば一々お名前をあげて御礼申し上げるべきところですが,なにしろWEBですので控えさせていただきます.まことに有難うございました.


文献

Alonso-Zarazaga, M. A. & C. H. C. Lyal. 1999. A World Catalogue of Families and Genera of Curculionoidea (Insecta: Coleoptera) (excepting Scolytidae and Platypodidae). Entomopraxis, Barcelona. 315pp.
Hong, K. J. A. B. Egolov & B. A. Korotyaev. 2000. Illustrated Catalogue of Curculionidae in Korea (Coleoptera). Korea Res. Inst. Biosci. Biotech. & Center for Insect Sys. 337pp.
Motschulsky, 1860. Etud. Ent., 9: 21.
Motschulsky, 1866. Catalogue des Inssectes recus du Japon. Bull. Soc imperiale de Naturalistes, 39: 11-181.
Kono, H. 1930. Kurzruessler aus dem japanischen Reich. J. Facl. Agr., Hokkaido Imp. Univ., Sapporo. 24: 153-242. Voss, E. 1932. Weitere Curculioniden aus Yunnan und Szetschwan der Sammlung Hauser. Wien. ent. Ztg., 49(2): 57-36
中根猛彦.1963.原色昆虫大図鑑II甲虫篇,北隆館,東京,443+18pp.
近畿甲虫同好会.1955.原色日本昆虫図鑑(上)甲虫編,保育社,大阪,274pp.
森本 桂.1999.今月の虫「ヒメシロコブゾウムシ」,インセクタリウム, 36: 171.
佐藤正孝.1974.昆虫の世界,保育社,大阪,152pp.
林 匡夫ら. 1984. 原色日本甲虫図鑑(IV),保育社,大阪,438pp.

沢田佳久